チャートの基本
テクニカル分析を行うには、まず過去の価格や時間、値動きなどのデータが必要となりますが、それを視覚的にはっきりと示すためグラフ化したものが「チャート」(「罫線(ケイセン)」とも呼ぶ)です。一定期間の始まりにつけた値段を表す「始値」、その期間で最も高かくついた値段を表す「高値」、その期間で最も安くついた値段を表す「安値」、その期間の終わりについた値段を表す「終値」の4つの数値を合わせて「4本値(ヨンホンネ)」と呼びますが、4本値の全部または一部を「足(アシ)」という様々な形で表し、それを時系列に並べてチャートを作成します。
名称 | 図 | 説明 | |||
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ローソク足 | 高値と安値を細い線で、始値と終値を騰落で色分けした太い線で表示。 | ||||
バーチャート | 高値と安値を棒線で結び、左に出た横棒を始値、右に出た横棒を終値として表示。 | ||||
その他 | |||||
棒足 | いかり足 | 止め足(星足) |
国内でチャートを描く際に最も多く用いられるのが「ローソク足」です。 ローソク足の基本として、終値が始値より高い「陽線(ヨウセン)」、終値が始値より低い「陰線(インセン)」があります。
始値から終値の間は太い線で表され、それを「実体(ジッタイ)」と呼びます。実体は陽線であれば、白抜きもしくは赤の塗潰し、陰線であれば、黒もしくは青の塗潰しで表されます。高値と安値は細い直線で表され、それを「髭(ヒゲ)」、もしくは「影(カゲ)」と呼びます。陽線の場合の終値から高値まで、陰線の場合の始値から高値までを「上髭(ウワヒゲ)」、もしくは「上影(ウワカゲ)」と呼び、陽線の場合の始値から安値まで、陰線の場合の終値から安値までを「下髭(シタヒゲ)」、もしくは「下影(シタカゲ)」と呼びます。
ローソク足は、値動きの対象となる期間の単位によって更に分けられます。主なものとして、日々の値動きを表すものとして1日の4本値を用いる「日足(ヒアシ)」、週単位の値動きを表すものとして1週間の4本値を用いる「週足(シュウアシ)」、月単位の値動きを表すものとして1ヶ月の4本値を用いる「月足(ツキアシ)」などがあります。4本値が次のようになっている時の、ローソク足によるチャート表示は以下のようになります。
日足 | ||||
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日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
10/5(金) | 133 | 133.6 | 133 | 133.1 |
10/4(木) | 130.5 | 131.9 | 130 | 131.9 |
10/3(水) | 128.7 | 128.8 | 128 | 128.8 |
10/2(火) | 128.1 | 128.9 | 127.8 | 127.8 |
10/1(月) | 132.6 | 132.6 | 127.6 | 127.9 |
9/28(金) | 130.2 | 132.4 | 130.2 | 132.4 |
9/27(木) | 134.9 | 134.9 | 131.4 | 131.4 |
9/26(水) | 136.3 | 136.4 | 135.8 | 136.4 |
9/25(火) | 135 | 136.5 | 135 | 136.4 |
9/24(月) | 135.7 | 135.7 | 134.1 | 134.2 |
週足 | ||||
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日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
10/1 | 132.6 | 133.6 | 127.6 | 133.1 |
9/24 | 135.7 | 136.5 | 130.2 | 132.4 |